2013.11.16

4年ぶりにデジタル機材を刷新。今日はそのテストで海辺へ。するとたまたま、ウェルベックの「ある島の可能性」のラストシーンのような風景に遭遇。幸先良い。

殊更デジタルの場合、カメラと身体はできるだけ怜悧に切り離されてる方がいい。入力用センサーを所持してるだけであって、カメラを所持してるという意識がない。カメラマンではなく、全身の感覚で捉えたものをすぐさまデジタル画像に変換するスキャナマン的感覚。

デジタルメディアに包囲されたパノプチコン時代に対等に抗うためには、高精度のデジタルの目が必要。
あるいはボードリヤールの最期の悲痛を乗り越えていくための新しい身体感覚。そういうスピード感や情報量をひとつの回路として切り開きつつある(あるいは、閉ざしていたものを開こうとしている)。

最近は仕事と作品制作の境界よりも、プロジェクト毎のアプローチの違いで機材を使い分けるようになった。フィルムかデジタルかという二元論ではなく、フィルムにもいろいろあるし、デジタルにもいろいろある。必然的に機材は増えていく。古いものは60年前のものから、新しいものは昨日市販されたばかりのものまで。
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by akiyoshi0511 | 2013-11-16 03:59 | monologue

映像作家・写真家 北川陽稔 http://www.akiyoshikitagawa.com/


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