2005年 09月 20日
2005.09.20
残りの二日間は、登山に向けて腰の療養のため、相模湖自宅に一泊二日で滞在する。しかし、先日購入したAppleの中古モニターに動作不良があり、ひとりで車に積み込んで橋本の中古機材屋まで運んだり、溜まっていた雑務(食材購入/請求書発行/税金まわり/洗濯…)を片付けているうちに時間はあっという間に過ぎてしまい、休養とは言い難い一日になった。それでもやはり、東京から山ひとつ隔てたところにいる感覚は有り難い。
深夜、何人かとやり取りして次の撮影の予定を組むものの、なかなか足並みが揃わず、目処が立たない。もう時間は残り僅かだ。10月半ばを過ぎれば山岳地帯での撮影は困難になる。もしそうなれば、来年の夏まで待たねばならなくなってしまう。
月曜日は湖の畔に新しくできたイタリアンカフェに一人で入った。吉本隆明の「ハイ・イメージ論」のページを捲った。エコノミー論の中のマルクスからの引用「生産を規定しようとすることは、そのまま生産の否定(反対物)としての消費を規定しているのとおなじことになる」…ふと、先日自分で起こした、映画のワンシーンのモノローグを思い起こす。
「そうやって彼女たちは街の制度に二重に貢献するのだ」
ホームセンターで細々とした買い物を済ませて帰宅し、偏頭痛と腰の鈍痛に悩まされながら、魚介の入らないパエリアとアボガドのサラダを作った。パエリアは作り過ぎたので一部は冷凍保存しておく。鉱山のスチールを眺め、『右側に気をつけろ』と『戦場のメリークリスマス』を観て、午前4時過ぎ、自宅の戸締まりを確認して後ろ髪を引かれる思いで小金井に移動した。
by akiyoshi0511
| 2005-09-20 00:00