Eureka!

ウトナイ・勇払原野のシリーズのタイトルと、作品の分類と、それぞれの主題が、やっと見えた。

じりじりと悩み続けて、やっと開ける。いつもそうだがここまでが苦しい。それまでの自己の認識を越える強いアウラに引きつけられながらも、それを自分なりにアウトプットする方法が見出せない状態が続いた。昨夏から数10回に渡って現地を訪れてきた。何度も作品の行方が解らなくなり、接点を見失い、迷走した果てに、他ならぬ自分が「何のために」その作業を完遂するのかが、やっと明確になる。
映画の頃から毎回、この繰り返しだ。

今回は単体のシークエンス写真ではなく、前回目指したような映画的ナラティブもない。そしてルポルタージュに限定されたものでもなく、無論、空想の風景を作為的に描いたものでもない。すべての主題と体験が絡み合い、緩やかにその「土地全体」を織りなすような作品…となるはず。

飽くことなく観続けてきたタルコフスキー映画に潜む「永遠への郷愁」。そして「ロシアの自然を想う交響曲を書こう」という意思に支えられ、亡命先での苦境から立ち上がったラフマニノフの旋律…東京にいた頃から愛着を持っていたものからも、あらためて大きな手懸りを得た。
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by akiyoshi0511 | 2008-08-02 21:06 | monologue

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