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VJ&VA

昨夜は五反田でイベントに出演、phenomena/f のライブ映像を担当していました。

毎回、彼らの目の覚めるような音像には感動を覚えます。ポエジー溢れる旋律&ボイスと、圧倒的な爆発力を持つ音色やエフェクトが交互に繰り出されるパフォーマンスは、映像をやっている当の自分から見ても圧巻、という感じです。

彼らのライブへの参加も3度目になり、当初からのアプローチはある程度完成してきたので、次回は少し趣向を変えてみようか、などと考えています。

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一方で件の「Visual Activist」の方も本格始動が近づいており、札幌に戻り次第、仮設サイトの詰め作業を行います。今のところ商業制作的な動きが先回りしていますが、その他の活動もそろそろアウトプットを始めたいと思っています。

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明日か明後日、天候を見つつ札幌に戻りますが、飛行機がウトナイ上空に差し掛かったところから、夏の撮影が本格的に始まります。
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by akiyoshi0511 | 2008-07-20 11:29 | dialogue

Two Sanctuaries

テスト段階ではあるものの、勇払原野での撮影をはじめました。最終のプリントを考えてネガフィルムを使うべきか否か、まだ悩んでいるし、作品全体の向かう先も、今のところ不鮮明ではありますが。

これまでに何度か書いてきたように、このチトセ・ウトナイ地区の街区や原野は、自分にとって特別な場所なのです。おそらくこの国でもっとも殺風景な場所のひとつですが、ここには自分にとって必要なものが、ひとしきり揃っているように思えます。

それだけのことかもしれませんが、仮にそれだけであったとしても、現在の自分が繰り返し赴くとこが出来、尚かつ信じるに能う被写体(場所)は、ここの他にそれほど多くあるわけではない。ですから、まずはなにかが見えはじめるまで撮影を重ねます。
撮り始める前からコンセプトを持つのではなく、いくつかの手懸りをもとに、撮影を続ける中から明確なものを導き出して行くというやり方は、昨年から続けている都市部の撮影と同じアプローチです。

タルコフスキー映画の風景に酷似した原野。しかしここには「ストーカー」の世界のような未知の希望もなければ、ロシア的な、人間についての問答もありません。人が立ち入ることのない湿地や原生林があり、その原野を取り囲むようにして、閑散とした工業団地や、新興住宅地が広がっています。

しかし突出した要素がないわけでもありません。この地区ではふたつの聖域が隣り合っています。ひとつは野鳥たちの営巣地であり、もうひとつは日本の保有する軍隊の駐屯地です。片や地球のための聖域であり、片や日本国家のための立ち入り禁止区域です。

原野のただ中で出会う白鳥は丁度良い撮影の伴侶です。一方の、耳を劈くF15の轟音も、あるいは「必要不可欠なもの」のひとつと言えるのかもしれません。ただのユートピア的風景ではなく、ただならぬ状況におかれた瀬戸際の風景として、この場所はあります。
そして、今はその是非を問うのではなく、ただこの状況に繰り返し身を置いてみたいと考えています。

8月、仕事の合間を縫って集中的に撮影を行うことになるでしょう。

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今週末は再び東京滞在となります。
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by akiyoshi0511 | 2008-07-17 08:24 | dialogue

Test Shoot

中判カメラを携えてM沼というところへ出かけた。3年前からカメラバッグに入れっぱなしのポートラNCがあり、機材のチェックを兼ねて何も考えずに4ロールほど撮影した。何も考えないということはつまり、画面の「デザイン」について考えても良いということで、従って「巧い写真」に専心することが出来、撮影中の悩みはない。
適度なシャッター数に、心地よい疲れだけが残る。

そういう試し撮りの場として、ノグチイサムが関与したM沼公園のランドスケープデザインはまずうってつけの場所だった。かつて清掃工場であったその広大な公園には札幌を一望できるほどの高さの人工の丘があり、この都市の隅々を、都市に住まう鳥の目線から、ちょうど良い高さで斜めに見下ろすことが出来るのだった。

去年から取り組んできた大判写真のシリーズはここで区切りを見出せる気がした。それは人工の丘へ登る途上から見下ろす遠くの電波塔であり、清掃工場の煙突なのだが、近いうちにあらためてジナーを持って登ってみたいと思っている。ユートピア的都市の地平を見定める取り組みは、少し高い処から、少しだけ遠くを見渡して終えるべきではないだろうか。

M沼はさておき、もうひとつの取り組みに際し、これから自分が深く立ち入る地域についても改めて想いを巡らせる。昨年から調査を重ねている場所とは言え、撮影に赴く前から自分の「最後的な資質」が問われている気がしてならない。こういう揺らぎも自分の宿命だと今は認めることが出来るが、いずれかの段階で撮れないと感じたら、おそらくそれですべて終わりだ。

お前は何をしにここへ来たのだと、否応なく何者かに問われることになるだろう(警邏ではない何者か、である)。大判と中判の機材を携え、頼りないゴム製のカヤックで、歩いて立ち入ることのできない空港直下の湿地帯に立ち入る。底なしの沼があり、羆の生息域でもある。
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by akiyoshi0511 | 2008-07-11 16:45 | monologue

映像作家・写真家 北川陽稔 http://www.akiyoshikitagawa.com/


by Akiyoshi Kitagawa

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