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2013.10.15

今日の札幌はそろそろ初雪でも降るのではないかと思えるほどの寒さ。朝方、道内の山は軒並み真っ白になり、Facebookに続々と知人の画像がアップされていた。

昨日は自宅の引っ越しがあり、これで札幌の新居、そこから10分ほどの場所にある仕事場(これまでは寝食もそこでしていた)、そして東京のワンルームという3つの部屋を移動しながら日々を過ごすことになる。大したスケールでもないけれど、一所に止まっていると思考が停滞しがちな自分にとっては、気分を変えながら動けるし、札幌と異なる臨場感のある場に基本的にいつでも逗留できるのはとても都合がいい。
新居はまだ引っ越しが片付いていないので、先ほど昼食がてら戻って、少し部屋の整理をしていた。室内はタングステン光源なので(懐かしい裸電球を敢えて使っている)、ちょうど夕暮れ時間と重なっていたことで外の光が真っ青に見えて、久しぶりに「annoski」で写し取った光を思った。

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その「annoski」というシリーズ作品が、群馬の川場村というところで今年から新たに開催される「KAWABA NEW-NATURE PHOTO AWARD」という写真賞にノミネートされた。明日の夜からは再び東京滞在、そして週末は現地入りという予定になっている。受賞まで漕ぎ着けられるかは未知数だが、この「NEW-NATURE」という定義には可能性を感じている。そして、せっかくこのような機会を頂けたことで数年ぶりに群馬へ赴くことができるので、前日入りして草津の奥地や、10年ほど前に撮影したもののきちんと作品化できていない某硫黄鉱山跡地で撮影をしようと思っている。

10年前の訪問は長篇映画が途中で破綻した直後で、なんとかそのシークエンスをスチールに置き換えて作品化できないものかと焦りながら撮影した。一応、人物を含めた40枚ほどのシリーズを組み上げたが、仕上げたいという意思ばかりが先行して、一枚一枚の写真と丁寧に向き合うことができなかったように思う。今回の撮影で、この10年の自分の変化が少しは実感出来るかもしれない。単独のシリーズにはならないと思うけれど、今年進めている最新作の一部に組み入れようと思っている。

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薄暮の中、新居のソファに腰掛けてぼんやり部屋を眺めていると、まだ決定的なタイトル案が出ていない今年の新作(先日の東川のスライドショーでその一部を上映させていただいた、多重露光を用いた作品群)のシリーズタイトルになりそうな言葉が、ふと脳裏を過った。
すかさず携帯でメモを書いて、自分宛にメールを送る。新居は純粋に生活の場であり、休息の場だと思っているのでノートPCも基本的に持ち込まないし、持ち込んでもインターネットに接続しないようにしている。そういう気持ちの変化が却って新鮮なイメージや言葉を引き出してくれたのかもしれない。
by akiyoshi0511 | 2013-10-15 17:51 | monologue