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毎週の網走出張とほぼ同時進行で、毎週の東京出張。諸々の命運をかけた極東へのドライブの行き先は少々不透明。映画は、撮影と録音をなんとか終えて編集に着手したものの、作品の内容とは無関係に懸案事項が生じており、まるで「ことの次第」そのもの。全てが無事に解決したら3日間くらい何も考えずに自然の中でキャンプを張って過ごしたい。

それにしても、オホーツク・北方起源説関連の試みに着手するたび、新潟の友人をよく思い出す。彼のくれた素晴らしいヒントのお陰で僕は本当に死にかけている。おそらく触れてはならないものに触れているのだろう。党派性のないオルタナティブ、ニーズのないカウンター。無名のまま消えていった、しかし本当は誰よりもまともで慧眼の持ち主でもあった作家たちの住まう煉獄が眼下に見える、あるいは既に自分もそこに立ち入っている。


上記とは別件で、札幌市中心部の地下通路にある「500m美術館」というところで作品を展示しています。昨年、北海道立近代美術館の企画展で比較的大型のプリントを製作した「197X」というタイトルのシリーズ。期せずしてこのシリーズが撮影された場所での展示という意味でも面白い試みになったと思います。

※8日現在、企画展主催者の作成した展示キャプションに誤りがあるようです。作品タイトルが「brochen / Okhotsk」という私の別の作品群のタイトルになっていますが、正しくは「197X」となります。ご了承ください。



by akiyoshi0511 | 2016-04-08 02:32