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Visual Activities

今週は2本の映像仕事と6件の写真の現場という、やや非現実的な日程をこなしています。

さて、標題の名称の話ですが、あたらに自己の基幹となる集団を運営してゆくことになりました。
前の団体を離脱を決めた時点ではなにも予定していなかったけれど、それを機に錘が落ちたように感覚が開かれ、必要な手続きをすらすらと思い描けた次第です。映画専業からの転業を経て2年余、気付けば、バラバラと掻き集めてきた写真分野の業務経験も作品も、一応の量と質に至っており、また自己の方向性も再び明確になってきたのでしょう。

そこで早急に(商業的な)成功を収めるとか、そういう類いの趣旨ではないかもしれませんが、少なくとも制作という営為の根本における姿勢を共有できる人々と、長期的な視野に立って共に行動してゆける枠組みにはなると思います。単独行動ではそれと名付けえない問題意識を、ひとつの組織に象徴として盛り込み活動を促進する、というものであり、クライアントが想定される作業においても、グループで取り組むことでクオリティを上げられることでしょう。既に実質的な1本目の仕事が走っていますが、想定以上の効果でもあります。所謂ユニットとしての分業、これは久しぶりでもあり、懐かしくも新鮮です。

今回の立ち上げにあたり、声を掛けさせていただいた諸氏のほぼ全員が違和感なく参加を快諾してくれたことに、まずは本当に感謝したいと思います。近年何となく行動をともにしてきた人、フォトグラファー仲間、映画制作の仲間、参加メンバーの繋がりは様々であり、自分を起点に考えれば繋がりの集約の場でもあるという感じです。ここまで重ねた時間において、あるいは交わしてきた言葉において、真に信頼し合える人々が集いました。

クリエイターというのは、作品なり発言なりを社会の某かの側面に位置づけてはじめてクリエイターと呼ばれます。自分も紆余曲折しながら既に10年に渡り、さまざまな仕事や作品制作に関わってきましたが、業務と私的な制作活動の両面の経験をすべて注ぎ込み、あらたに方向付けられた今後に活かしたいと思っています。

上記プロジェクトのホームページは現在参加デザイナーとの共同作業で準備中。
アップ次第ここで告知致します。
by akiyoshi0511 | 2008-06-26 10:12 | dialogue