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Meditation on Mars

あたらしいシリーズに取り組んでいます。

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今回のシリーズに限らず、あらたな作品に取り組む時は、まずひとつの印象的なエリアからモチーフを選定し、それらを期間を置いて繰り返し写し取りながら、そのモチーフのもっとも明確なイマージュを探る、ということをする。
(誤解を恐れずに言えば、その突出したイマージュは偶然に見いだされることもしばしば起こりえる)

そして次に複数のスポットから同種のモチーフを選び出し、「ヨコ」に切り開かれた体系に展開する。
蒐集と編纂の形式が変化したり、局所的な視線から全的なテーマが生まれたり、あるいは全的な視線から局所的なテーマが生まれたり…ということを繰り返しながら、この体系を練り上げてゆく。

タイポロジーとブリコラージュの並存。
一定の姿勢と変化する視線をひと抱えにしながら、その導線を見いだして行く作業。

たまたまこのタイミングで、「悲しき熱帯」の素晴らしいレビューを見た。

シリーズの第一弾は、12月に札幌市内で展示予定。
by akiyoshi0511 | 2009-09-28 12:38 | monologue

この週末は円山公園へ

札幌市内の円山動物園にて開催される、「北海道環境活動交流フォーラム2009」にて展示を行っています。
美々川の映像、ウトナイの写真(合計24点)等をパネルにて展示しています。

市内の方はぜひお越し下さい。
by akiyoshi0511 | 2009-09-12 01:24 | dialogue

吉日

昨日、札幌のICCにて、アメリカのサンディエゴ写真美術館のエグゼクティブ・ディレクター、デボラ・クロチコ氏に写真を講評していただく機を得ました。
今回提出したのは「Two Sanctuaries」と「Unknown Northern City」。

プレゼンテーションの最初の一枚から、最後の一枚まで、そしてその後のトークを含めて30分ほど、心地よい対話が続きました。制限時間を大幅にオーバーしてしまいましたが、もっともっと話を続けたい、そういう思いでした。
はじめて、自分の写真が、しかるべき場所で、しかるべき人に伝わった実感を得た気がしています。

表現には、こと写真表現には、必ず作家の論理というものが存在します。
今回、事前の解説抜きで、己の論理をしかと汲み取っていただけたのは、本当に嬉しかった。
美だけではなく、観念だけではなく、写真とは他ならぬ「論理」なのだというわたしの声に、共鳴していただけたと思います。
そして、「Visual literacy」の考え方を持つクロチコ氏だからこそ、そのように深くご理解いただけたのだと思っています。

詳しい採録は、後日どこかに記載できればと思っていますが、まずはこの機会をくださった方々に、そして現場のコーディネートを努めてくださった在札幌米国総領事館と札幌ICCの皆様に、心より感謝いたします。

・・・

この吉日の夜、ぼくはひとつの決断をしました。
同じく昨夜、あらたに現像が上がって来たあたらしいシリーズの感触も上々。
これはまだテスト段階ですが、来年の本撮影に向けて詰めて行きたいと思っています。
by akiyoshi0511 | 2009-09-09 11:39 | dialogue