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今日は学校関係の打合せの後、「森と水の庭〜」の仮ナレの収録をした。そして、やっと今夜から本格的に後半の映像をつなぐ。例によってデッドラインギリギリの作業日程。

足掛け3年に及んだウトナイの取り組みは、これがおそらく最後にして最大の山場となる。
ウトナイとの関わりはここまで…ということにはならないにせよ、その次には差し当たり、別の場所を素材にしたプロジェクトの輪郭が見えている。

10年振りに再会した自分の故国である北海道の「今」と向き合い、自己の現状と北海道の接点を築くために取り組んだのが、ウトナイの映像作品と一連の活動だと思う。逆に言えば、一連の活動の中で生まれたのが本作。これほど「柔らかい」作品は間違いなく今後撮ることはないだろう。

次の取り組みは、北海道の歴史性をひとつの装置(…に過ぎぬもの)として捉えなおし、純粋に写真/映画の作品そのものと向き合うことになる。それは結果として、より普遍的なエコロジーにアプローチするものにもなるのだろう。さらにこの意識は、現実へのペシミズムや人間存在の否定とも、否応なく結びつく。

ここまでの、一連のエコロジーへの接近の中で、もっとも違和感を感じていたものは、科学技術や情報技術の進歩と進捗を下敷きにしたオプティミスティックなエコロジー意識だった。僕は人間の生存や行く末の問題を、そういった技術に基づく認識ではなく、生の倫理に基づいて考えたい。

先のことは分からないが、今はそういう風に考えている。
さて、ウトナイの「最後の仕事」にかかろう。
by akiyoshi0511 | 2010-05-19 22:33 | monologue

記事掲載のお知らせ

本日(5月10日)の北海道新聞朝刊に「アースビジョン in 北海道」についての記事が記載されています。
また、下記サイトにてこれまでの活動についての記事が掲載されています。
ICCインタビューページ http://www.icc-jp.com/features/

ぜひご覧下さい。
by akiyoshi0511 | 2010-05-10 11:18 | dialogue